モスクワには、ロシア軍の歴史を専門に扱う国立の博物館「Центральный музей Вооружённых Сил(中央軍隊博物館)」があります。T-34戦車や戦闘機などの実物展示に加え、日露戦争や第二次大戦に関する展示も充実しており、歴史好きにはかなり見ごたえのある施設です。この記事では、基本情報と見どころをまとめます。

基本情報
| 正式名称 | Центральный музей Вооружённых Сил Российской Федерации(ロシア連邦軍中央博物館) |
| 住所 | ул. Советской Армии, д. 2, стр. 1(モスクワ市内) |
| 最寄り駅 | 地下鉄「Достоевская」駅、または「Новослободская」駅 |
| 定休日 | 月曜日・火曜日(週2日、他の博物館より休みが多いので注意) |
| 入場料 | 250ルーブル(通常料金。学生・年金受給者向けなどの割引区分は未確認) |
| 公式サイト | cmaf.ru |
| 電話 | +7(495)681-48-77 |
定休日が月曜・火曜の週2日ある点には、特に注意してください。モスクワの他の博物館は、月曜のみ休館のところが多いため、うっかり火曜日に訪れて入れない、ということが起こりやすいです。
屋外展示:戦車や戦闘機が、実物スケールで並ぶ

建物の周囲には、広い屋外展示スペースがあります。T-34戦車や対戦車砲のほか、魚雷艇や戦闘機まで、実物がそのまま展示されています。冬は雪に覆われるため、夏とはまた違った雰囲気で見学できます。

館内展示:日露戦争・第二次大戦の歴史
館内には、ロシア(ソ連)軍の歴史を、時代順にたどる展示があります。日露戦争(1904〜1905年)に関する展示では、日本海軍の東郷平八郎提督の肖像写真や、日本の戦艦が戦う様子の写真が紹介されています。

また、1939年の「ハルハ河事件(日本ではノモンハン事件)」についての展示や、旧日本軍の日章旗・歩兵銃・軍刀などを集めたコーナーもあります。

展示は日本関連だけではなく、第二次大戦の各国の軍装品も豊富です。ドイツの鉄十字章(アイアンクロス)が、大きなガラスケースにびっしりと並ぶコーナーもあり、コレクションの規模の大きさがうかがえます。

館内展示:冷戦期の技術

展示の終盤には、宇宙開発やミサイル管制に使われていたとみられる、年季の入った操作パネルの展示もあります。無数のスイッチとメーターが並ぶ様子から、当時の技術の様子がうかがえます。
訪れるときのポイント
- 定休日は月曜・火曜の週2日。訪問日を事前に確認しておく
- 屋外・館内とも展示量が多いため、時間に余裕を持って訪れる
- 冬場は屋外展示が雪に覆われるため、防寒対策をしっかりと
- 解説はロシア語が中心。事前に歴史的背景を調べておくと、理解が深まる
まとめ
中央軍隊博物館は、ロシア(ソ連)軍の歴史を、実物展示とともに学べる、本格的な博物館です。日露戦争や第二次大戦など、日本との関わりが深い展示も多く、日本人にとっても興味深い内容になっています。モスクワ観光の際は、ぜひ訪れてみてください。
実際に訪れたときの、率直な感想については、こちらの記事にまとめています。


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